2018-06-08 UPDATE

チュートリアルの重要性~新規プレイヤーに必要なものは~

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どうも、MSIで見た旗カルマのおかげでカルマがそうるちゃんぽんになっています。totokoです。
さて、今回はゲームそのものに関するお話でも。
先日、LoLでお馴染みのRiotから数パッチをかけて、LoLのチュートリアルをアップデートしていくというお話がでました。
こちらです。)
僕も一応ゲームスタジオで開発とかやってる(今は理由あって運営やってますが)ので、チュートリアルの重要性というのはよくわかっているつもりです。
スマートフォンゲームの普及により、昔以上に(CS時代以上に)チュートリアルを経験する機会は増えたかと思います。
そしてそれがまたリセマラ中だと煩わしい存在でもあるんですが……。
最近だと気を利かせたゲームは、〝チュートリアルをスキップしますか?〟というのもあったりします。チュートリアルスキップしちゃっていいのかどうかは別ですが……。
さて、このチュートリアル。非常に重要です。言わずもがなです。
ライトユーザーからヘビーユーザーまで全てのプレイヤーが漏れなく経験するのです。言ってしまえばここである程度ゲームの出来(あーこのゲームは面白いな、とかやりがいありそうだなとか)は決まると言っても過言ではありません。

 やりすぎない方がいい

これは個人的な考えですが、チュートリアルというものはやりすぎない方がいいと思います。
なぜなら、プレイヤーはチュートリアルをやりに来たのではなく、ゲームをやりに来たのです。
早く冒険の舞台に降り立ち、自由に立ち回りたいのです。
それなのになかなか終わらないチュートリアル。特にインゲーム(RPGだとバトルとかのゲーム部分
)の説明をいの一番にやってしまったあとでは、残りの要素が冗長に感じてしまうものです。
それはキャラクターの強化や覚醒といったおなじみのシステムの説明のことです。
なのでゲーム開始時のチュートリアルというのはやりすぎない方がいいです。
ぶっちゃけインゲーム部がオリジナルであるんですから、そこの説明を簡単な世界観解説を交えてやったあとはチュートリアルをおしまいにしてもいいレベルです。

キャラクターの部隊編成とか武器の装備、強化とかはわざわざ大げさなチュートリアル(別に強化したいわけでもない主人公キャラのためにチュートリアル用に用意された強化アイテムを使わされ、よくわからない妖精的なNPCキャラから「これで主人公くんは強くなりました!」という恒例の儀式)を用意する必要はありません。
その画面に遷移した際に、ポップアップスライドで表示するぐらいで丁度いいと思います。

新規プレイヤーへ向けたチュートリアルとは?

では、どのようなチュートリアルが必要なのか。
これは簡単です。
上記のRiotのページにも書かれていますが、〝ゲームを学習していると感じさせずに楽しむことに集中させる〟ことです。
チュートリアルを触ってみて〝あ、このゲーム面白い〟って体験(俗に言うファーストインプレッションってやつです)を与えるのが大切なのです。
そのあとの遊び方は各プレイヤーに任せればいいのです。
システムの1から10まで全部教えてしまうのではなく、プレイヤーが遊びながら気づいていき、〝〇〇の部分ってどうすればいいんだろう?〟となって試行錯誤をして楽しんでもらうのが正しいゲーム体験なのだと思います。
全部、開発者のチュートリアルにおんぶにだっこではそのゲームを真に理解し遊べているとはいえません。
意外とチュートリアルの説明って聞き流すもんなんですよ。
だって、それ以外の動線が閉じられているんですから(クエストの説明チュートリアルの場合、〝クエスト〟ボタンはアクティブだが、それ以外は非アクティブ化されているということ)。
さらに、まっさら状態でやってきた新規プレイヤーに対していきなり情報のビッグウェーブに飲み込ませるのは、間違いだと思います。

確かに数値は大切だけど

確かにDL数やプレイヤー数といったKPI上の数字は大切かもしれません。
しかしそれよりも大切なのは、多くのプレイヤーにゲームを愛してもらい、長く長く遊んでもらうことではないでしょうか?
すると、そのゲームに対して愛が生まれ、それは波及し自然とプレイヤー数は増えていきます。
これによって今のような全プレイヤーの数%の重度な課金によって、存続させるという綱渡りのようなマネタイズをする必要はなくなるはずです。
これはプラットフォームに限らず多くのエンタメ体験にも言えることかもしれません。
まずは自分たちが一生懸命に考えたエンタメを〝楽しい〟と感じてもらうこと。
これに注力するべきなのです。

蛇の足

スマートフォンゲームは運営が大事といいますが、正直なところ、運営によって逆転満塁ホームランを打つことはないと思います。
大切なのはゲームを出すまでの段階。ここでそのゲームの8割は決まると思います。
チュートリアルもまたその一つの要素だと考えます。
これに関してはまたいつか集中してお話したいと思います。

WRITTEN BY

totoko

基本九州弁の都内在住のゲームクリエイター兼ライター/1991年生/ゲーム/マンガ/アニメ/LoL/MHW/プランナー/ライター/フォローはお気軽にどうぞ。/込み入ったお話はtotoko.staphi@gmail.comやDMで。

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